殺菌はなぜ重要なのか

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頻繁に消毒して菌を殺菌し、減少させることが必要な施設として、保育園や老人福祉施設などが挙げられます。小さな子どもやお年寄りは免疫力や抵抗力が弱いことが多いため、健康な人なら問題のない菌でも体調を崩すことがあります。細菌は目に見えず、触れるものに菌がついていても発見することが出来ませんので、菌に感染しやすい施設での消毒はとても大切な作業なのです。消毒は病気などの原因となる菌を殺菌したり減らしたりすることで、菌を完全に死滅させる滅菌とは異なります。しかし消毒を徹底して行うことによって、菌の増殖を抑えることが可能です。病原菌は一度増えると瞬く間に増殖し、人から人へと伝わって行ってしまいます。その連鎖を防ぐためには消毒は欠かすことができません。

感染の可能性がある場合は素早い処置で対応

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保育園や老人福祉施設内で、下痢や嘔吐、出血による汚れなどが生じた場合は、すぐに消毒することが大切です。汚物の中には病気の原因となる病原菌が含まれている可能性が高く、処理に時間がかかればかかるほど感染する確率が高まってしまいます。そのため素早く汚物を取り除き、熱による消毒や薬品を使っての消毒作業を行うことが肝心です。子どもは床に落ちているおもちゃも平気で口に入れますし、保育園の中ならそのおもちゃが他の子どもの遊び道具にもなります。一人が感染すれば芋づる式に感染が広がる恐れがありますので、目立った感染の可能性がないときでも念入りな消毒が求められます。老人福祉施設でも同様で、手すりにつかまって歩けないお年寄りが多い場合は、手すりだけでなくドアのノブやテーブルなど、実に多くの場所が消毒作業の対象となります。また咳などによる飛沫感染も、肺炎を起こす危険性が高まるので要注意です。

正しいやり方でしっかり殺菌

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主な方法としては煮沸して菌を殺菌する熱水法と、薬品を使用して行う方法の2つがあります。リネンや衣類などの洗えるものは、まず汚れを落としてから15分以上の煮沸を行います。また一般的な細菌であれば80℃のお湯で10分間殺菌する熱水法を行うことで、感染する水準以下まで落とすことが可能です。ただしノロウイルス感染症が疑われる場合は、85℃の温度を保ちつつ1分間以上の熱水法で消毒します。この時、温度が下がらないように注意することが大切です。薬品を使う場合は、使用目的や殺菌する菌の種類によって使い分ける必要性が出てきます。低水準であればベンザルコニウム塩化物を、中水準ならエタノールもしくはアルコールでの消毒が適しています。さらに高水準の消毒が必要な場合は、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする薬品で消毒しましょう。

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